LastLOVE
「よし。彩夏行くぞ!!」


それだけ言って、健は走りだした。



「待って〜」


いつも海に来たらこうなんだ。




「疲れた〜…」

健が止まってくれて、そこにおいつき、健の腕を掴んでそう言った。



「彩夏…」

「何???」


「俺…お前を一生愛すから」


「どうしたの??いきなり」

「なんでもない」

少しハニカミ、あたしを抱きしめる。


「愛してる」

「あたしもだよ…」


健の弱々しい声…


そんなの聞いたの初めてだよ…





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