LastLOVE
「これ昴に買いたい♪卒業プレゼント。」


「いいよ。俺は彩夏がいるだけでいいから。」

「ダメ。形に残したいしさ…」


昴といる時間を形に残したい…

「じゃあくださいな」


「はい。」

あたしは走ってレジに向かった。



「はい。お待たせ♪どうぞ。」

「サンキューな。やっぱ俺は彩夏が大好きだ…」


そう言って、あたしの紙をクシャってした。

「どういたしまして。」



「よし。そろそろ街出るか。」

「うん」



街を出たあたし達は、すぐ近くの昴の家へと向かった。




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