LastLOVE
「…」


昴は何も言わずに、あたしを抱きしめた。


「ん??」

「彩夏…好きだよ」


「あたしも…」

「知ってる」


「手出して」


「何??」



指に違和感が感じた。

「え??」



「ペアリング♪」

「…」


「嫌だった??」

心配そうにこっちを見る昴。

首を横に大きく振った。


「すっごく嬉しいよ…ありがと…」

あたしは強く昴を抱きしめた。




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