LastLOVE
健はもう何も言わずに、あたしに答えて、あたしを抱きしめた。






「もう離れろ。昴が怒るだろ??」

「でも…」


「もう行け。もうここにくるなよ…」



そう言って、窓の外を見てた。

あたしは黙って健の部屋のドアに向かった。


出る前に、健の方を見た。


もう半端な気持ちで健に会ったらいけないと思った。

健は病気なんだ…


見た感じで分かるよ…







健…









昴…




ごめん…



ごめんね…









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