LastLOVE
「彩夏、香水まだ同じの付けてんだ♪」


少年みたいな笑顔でそう言った。


あたしは健に買ってもらった香水と同じ奴をずっと付けていた。

まぁさすがに、昴と付き合ってた時はしてなかったけどね…


「うん♪この匂い好きなんだぁ」

「俺の香水の匂いは??」


「大好き〜♪」

そんな事いってじゃれ合っていたら…



トントン__

ガラガラ___

「健〜♪」

「親父!!!」


「おじさん!!!」



そこにいたのは、健のお父さんだった。

「あっ!!!彩夏ちゃん!!」
「お久しぶりです!!」


あたしは頭を下げた。

「久しぶり〜!!またこいつと付き合ってるのかい??」


「はい♪」

「それはよかった♪毎日毎日暗い顔してた健が、こんなに明るくなってさっ♪」

「親父〜!!!」


相変わらず仲良いんだね♪




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