【実話】2014〜あの頃〜
「ええっ!松井ありがとう〜!!!めちゃくちゃ嬉しい、、大事にするね!」


「いいえー、あー、、でも、姉ちゃんと出かけた時に思い出して、何がいいのか分からんかったから姉ちゃんに選んでもらんだんだよね。」



、、わざわざ言わなくていいのに。



松井が選んだって勝手に勘違いして勝手に舞い上がらせててよ。



なんて思いながらも、



「いやでも嬉しいよー?ありがとう!」


とだけ言ったような気がする。





結局松井のお姉ちゃんが選んでくれた入浴剤はずっと使えなくて取ってあったんだよね。



松井にとってはなんでもないものでも私にとっては本当に宝物だったんだ。






そうして14歳の誕生日を祝われた私はまた少し大人に近づいた気がして嬉しかった。
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