【実話】2014〜あの頃〜
そんな状態でも学校の時間はやってくる。
「松井さ、昨日教室来てたしほちゃんって子と付き合ってるんだね」
なんでか分かんないけどそんなことを本人に聞いてしまった。もう知ってるのに。
「あっうん、そう!可愛いっしょ俺の彼女。」
なんて幸せそうに言う松井の顔を見て、グッと胸が熱くなった。
「うん、可愛いね!お似合いだよ。」
そんなことほんとは言いたくないのに、松井には良いところしか見られたくなくて、
汚い気持ちは必死に封じ込めた。
こんなにショックを受けていたのに、当時の私は好きだって頑なに認めなかったんだ。
一緒にいてドキドキするのも、気持ちの上がり下がりが激しいのも、きっと自分より目立つ人といる時に緊張するあれなんだって、
言い聞かせてた。
けどほんとは多分気づいてなかっただけで、
もうずっとずっと好きだったんだ。
「松井さ、昨日教室来てたしほちゃんって子と付き合ってるんだね」
なんでか分かんないけどそんなことを本人に聞いてしまった。もう知ってるのに。
「あっうん、そう!可愛いっしょ俺の彼女。」
なんて幸せそうに言う松井の顔を見て、グッと胸が熱くなった。
「うん、可愛いね!お似合いだよ。」
そんなことほんとは言いたくないのに、松井には良いところしか見られたくなくて、
汚い気持ちは必死に封じ込めた。
こんなにショックを受けていたのに、当時の私は好きだって頑なに認めなかったんだ。
一緒にいてドキドキするのも、気持ちの上がり下がりが激しいのも、きっと自分より目立つ人といる時に緊張するあれなんだって、
言い聞かせてた。
けどほんとは多分気づいてなかっただけで、
もうずっとずっと好きだったんだ。