恋を知らない花~初恋~
少しの沈黙が流れ、それを払拭するように話題を変えた。
「すっかり寒くなって紅葉がきれいですね。」
私は外の庭に目を向けた。
「そうですね。そう言えば外にも出られるそうですよ。あっ、でも女性は薄着ですし、いくら天気が良くても肌寒いかもしれませんね。」
「室内は暑いくらいですよ。お酒もいただきましたし。真中さんは食事されました?」
「えぇ、ステーキのおかわりを取りに行ってたんですよ。でもビールも結構飲んだからお腹はパンパンです。」
久しぶりに間近で見る真中さんの笑顔に私の心臓が反応する。
ときめくとはこういう事を言うのか…
それと同時に胸の痛みも痛感する。
「あっ、お肉。せっかく取りに行ったのに…。私のためにすみません。戻って召し上がって下さい。」
「ハハハッ、きっともう島内あたりに食べられたんじゃないかな?お腹はいっぱいなので大丈夫です。川井さんは?まだ何か食べるつもりだったのでは?」
「はい。フフッ、デザートをいただこうと思っていたんですよ。そう言えば真中さん甘い物はあまり召し上がらない?」
胸がそわそわと落ち着かず早く美希と真由美のところに戻りたい反面、ずっとこうして話をしていたかった。
「すっかり寒くなって紅葉がきれいですね。」
私は外の庭に目を向けた。
「そうですね。そう言えば外にも出られるそうですよ。あっ、でも女性は薄着ですし、いくら天気が良くても肌寒いかもしれませんね。」
「室内は暑いくらいですよ。お酒もいただきましたし。真中さんは食事されました?」
「えぇ、ステーキのおかわりを取りに行ってたんですよ。でもビールも結構飲んだからお腹はパンパンです。」
久しぶりに間近で見る真中さんの笑顔に私の心臓が反応する。
ときめくとはこういう事を言うのか…
それと同時に胸の痛みも痛感する。
「あっ、お肉。せっかく取りに行ったのに…。私のためにすみません。戻って召し上がって下さい。」
「ハハハッ、きっともう島内あたりに食べられたんじゃないかな?お腹はいっぱいなので大丈夫です。川井さんは?まだ何か食べるつもりだったのでは?」
「はい。フフッ、デザートをいただこうと思っていたんですよ。そう言えば真中さん甘い物はあまり召し上がらない?」
胸がそわそわと落ち着かず早く美希と真由美のところに戻りたい反面、ずっとこうして話をしていたかった。