恋を知らない花~初恋~
「俺だったら真中よりももっと良くしてあげたのに。」
「フフッ、島内さん少し酔ってますよ。」
私はさりげなく握られた手を離そうと力を入れて引くけど島内さんは離してはくれなかった。
「おいっ!島内!何してるんだ!」
気づいた真中さんが珍しく声を荒げてこちらへ来ると私の手から島内さんの手を剥ぎ取った。
「川井さんが迷惑してるだろう?お前は調子に乗りすぎだよ。」
顔は怒っているがいつもの口調で言うと島内さんを引っ張り立たせ、真中さんが私の隣に座った。
以前、真中さんの家では自分から隣に座りに行ったのに今では肩が触れそうなほど近くに座られて鼓動が速さを増す。
「え~、おれが川井さんを口説いてたのに…真中ずるいぞっ。」
島内さんがむくれていると、
「じゃあ今度は私の隣にどうぞ。」
と美希が島内さんを誘ってくれた。
場を和ますのが上手い美希のおかげですんなりとその場がおさまる。
「島内が本当にすみません…悪いやつではないんですがお調子者なんです。」
「いえ、島内さんは明るい方ですね。フフッ、さっきの真中さんカッコ良かったですよ。」
「川井さん酔ってますね。随分飲んでましたもんね。もうお酒はやめてお水もらいましょう。」
真中さんはスタッフに声をかけお水を注文してくれた。
私がどのくらい飲んだか見られてたんだと思うと、胸が高鳴った。
島内さんは変わらないって言っていたのに酔っていることに気づいてくれたことも嬉しくてたまらなかった。
「フフッ、島内さん少し酔ってますよ。」
私はさりげなく握られた手を離そうと力を入れて引くけど島内さんは離してはくれなかった。
「おいっ!島内!何してるんだ!」
気づいた真中さんが珍しく声を荒げてこちらへ来ると私の手から島内さんの手を剥ぎ取った。
「川井さんが迷惑してるだろう?お前は調子に乗りすぎだよ。」
顔は怒っているがいつもの口調で言うと島内さんを引っ張り立たせ、真中さんが私の隣に座った。
以前、真中さんの家では自分から隣に座りに行ったのに今では肩が触れそうなほど近くに座られて鼓動が速さを増す。
「え~、おれが川井さんを口説いてたのに…真中ずるいぞっ。」
島内さんがむくれていると、
「じゃあ今度は私の隣にどうぞ。」
と美希が島内さんを誘ってくれた。
場を和ますのが上手い美希のおかげですんなりとその場がおさまる。
「島内が本当にすみません…悪いやつではないんですがお調子者なんです。」
「いえ、島内さんは明るい方ですね。フフッ、さっきの真中さんカッコ良かったですよ。」
「川井さん酔ってますね。随分飲んでましたもんね。もうお酒はやめてお水もらいましょう。」
真中さんはスタッフに声をかけお水を注文してくれた。
私がどのくらい飲んだか見られてたんだと思うと、胸が高鳴った。
島内さんは変わらないって言っていたのに酔っていることに気づいてくれたことも嬉しくてたまらなかった。