恋を知らない花~初恋~
その声に反応し、雄一さんの手が熱を持ったように私の身体をなぞりはじめる。
「眠っちゃってごめんなさい。キスの続きしよ?」
私が誘うと、ガバッと起き上がり私に覆い被さってキスをする。
「俺も、キスの続きしたかったです。」
そう言う雄一さんは欲情した表情になっていた。
その顔が好きだ。
この顔で求められるのが堪らなく良くて興奮する。
雄一さんは普段、穏やかなのに情熱的に私を抱く。
そのギャップも嬉しい。
私の身体の隅々まで舌を這わせるように舐め、いざ交わる時、ベッド横の棚に手を伸ばす。
そういえば他の誰かのために買ったそれはもう使いきったのかな?まだ残ってるのかな?
あえて棚の中を見たこともなければ買っているところを見たこともなかった。
「ねぇ、雄一さん。それって…他の誰かのために買ったっていうの…」
「えぇっ?あ、あぁ…初めての時の?あれは岩崎の事件の時に捨てましたよ。」
「えっ?でもじゃあ結婚式の日のは?また別の人のために?」
「アハハッ、いえ、いつだったか思い切って買いました。結衣さんのために。願掛けみたいなものです。何度も捨てようと思ってたんですけど…これがあれば結衣さんといつかって希望が持てたので…」
「眠っちゃってごめんなさい。キスの続きしよ?」
私が誘うと、ガバッと起き上がり私に覆い被さってキスをする。
「俺も、キスの続きしたかったです。」
そう言う雄一さんは欲情した表情になっていた。
その顔が好きだ。
この顔で求められるのが堪らなく良くて興奮する。
雄一さんは普段、穏やかなのに情熱的に私を抱く。
そのギャップも嬉しい。
私の身体の隅々まで舌を這わせるように舐め、いざ交わる時、ベッド横の棚に手を伸ばす。
そういえば他の誰かのために買ったそれはもう使いきったのかな?まだ残ってるのかな?
あえて棚の中を見たこともなければ買っているところを見たこともなかった。
「ねぇ、雄一さん。それって…他の誰かのために買ったっていうの…」
「えぇっ?あ、あぁ…初めての時の?あれは岩崎の事件の時に捨てましたよ。」
「えっ?でもじゃあ結婚式の日のは?また別の人のために?」
「アハハッ、いえ、いつだったか思い切って買いました。結衣さんのために。願掛けみたいなものです。何度も捨てようと思ってたんですけど…これがあれば結衣さんといつかって希望が持てたので…」