恋を知らない花~初恋~
ロビーに行くと拓也だけがいた。
「雄一さんはまだ?」
「あぁ、まだシャワー室から出てなかったよ。結衣は相変わらず早いな。」
「東郷さんもまだだったわ。私と拓也が仲良くてうらやましいって言われたわよ。」
「ハハッ、まぁ、結衣は特別だからな。真中さんも知ってるんだろ?思ったより男らしい人だな。」
「そうよ!どんな印象なのよ。かっこいいでしょ。」
「まぁ、上手くいってて安心したよ。幸せになれよ。」
「拓也もね。幸せになって、彼女も幸せにしてあげて。可愛い子で安心した。」
優しい笑顔をしている拓也を見て少し変わったような気がする。
「変わった、そんな顔しなかったのに。」
「結衣もなっ。」
拓也は私の頭をワシワシとなでる。
「あっ…」
拓也の手が止まり男子更衣室の入り口を見ていたから、私も振り返ると雄一さんがいた。
「じゃあ、行くわ。東郷さんに挨拶出来てなかったから宜しく伝えてね。」
私は軽く手を振ると雄一さんの方へ駆け寄った。
笑顔だけど目が笑ってない…
雄一さんは拓也に軽く会釈すると出口へと歩きだした。
帰り道は少し気まずくて雄一さんはあまりしゃべらず早足で帰った。
せっかくのジムデートが気まずい雰囲気になっちゃったなぁ。
「雄一さんはまだ?」
「あぁ、まだシャワー室から出てなかったよ。結衣は相変わらず早いな。」
「東郷さんもまだだったわ。私と拓也が仲良くてうらやましいって言われたわよ。」
「ハハッ、まぁ、結衣は特別だからな。真中さんも知ってるんだろ?思ったより男らしい人だな。」
「そうよ!どんな印象なのよ。かっこいいでしょ。」
「まぁ、上手くいってて安心したよ。幸せになれよ。」
「拓也もね。幸せになって、彼女も幸せにしてあげて。可愛い子で安心した。」
優しい笑顔をしている拓也を見て少し変わったような気がする。
「変わった、そんな顔しなかったのに。」
「結衣もなっ。」
拓也は私の頭をワシワシとなでる。
「あっ…」
拓也の手が止まり男子更衣室の入り口を見ていたから、私も振り返ると雄一さんがいた。
「じゃあ、行くわ。東郷さんに挨拶出来てなかったから宜しく伝えてね。」
私は軽く手を振ると雄一さんの方へ駆け寄った。
笑顔だけど目が笑ってない…
雄一さんは拓也に軽く会釈すると出口へと歩きだした。
帰り道は少し気まずくて雄一さんはあまりしゃべらず早足で帰った。
せっかくのジムデートが気まずい雰囲気になっちゃったなぁ。