恋を知らない花~初恋~
はぁ、やっぱりきた…
さすがに何もなかったように仕事は出来ないよね…
何てことしてしまったんだろう。
「わかりました。明日急用が入らない限り大丈夫です。それではまた明日、失礼致します。」
電話を切り、大きなため息が出た。
「先輩、ため息。すごいですよ!」
隣の席の営業補助の美穂ちゃんから笑いながら突っ込まれた。
「聞かなかったことにしてね。フフッ。」
お得意の営業スマイルでごまかした。
その日の夜は寝つきが悪く、夢見も悪かった。
よほどストレスなんだろうな。
きっと怒ってるかな?傷ついてるかな?
真中さんは私にとってどちらかというと癒やしの存在だったのに。
もうその時には戻れない…
次の日は朝出勤し、早々に出かける準備をし会社を出た。
いつも通り受付をし、応接室に通される。
心臓がそわそわと落ち着かない。
トントン、ノックの音がしてドアが開く。
私は立ち上がり真中さんを迎えるつもりだったが入って来たのは面識のない男性だった。
「おはようございます。はじめまして、私、岩崎と申します。本日は真中の代わりにお話をさせていただきます。」
岩崎と名乗る男性は挨拶をすると名刺を差し出す。
口元は笑っているが目が笑っておらず好感の持てない印象だった。
「おはようございます。私、川井と申します。お忙しいところお時間いただきありがとうございます。」
私も名刺を差し出した。
真中さんはどうしたのだろう?
「以前から川井さんの噂は聞いていました。さぁどうぞ、おかけください。」
さすがに何もなかったように仕事は出来ないよね…
何てことしてしまったんだろう。
「わかりました。明日急用が入らない限り大丈夫です。それではまた明日、失礼致します。」
電話を切り、大きなため息が出た。
「先輩、ため息。すごいですよ!」
隣の席の営業補助の美穂ちゃんから笑いながら突っ込まれた。
「聞かなかったことにしてね。フフッ。」
お得意の営業スマイルでごまかした。
その日の夜は寝つきが悪く、夢見も悪かった。
よほどストレスなんだろうな。
きっと怒ってるかな?傷ついてるかな?
真中さんは私にとってどちらかというと癒やしの存在だったのに。
もうその時には戻れない…
次の日は朝出勤し、早々に出かける準備をし会社を出た。
いつも通り受付をし、応接室に通される。
心臓がそわそわと落ち着かない。
トントン、ノックの音がしてドアが開く。
私は立ち上がり真中さんを迎えるつもりだったが入って来たのは面識のない男性だった。
「おはようございます。はじめまして、私、岩崎と申します。本日は真中の代わりにお話をさせていただきます。」
岩崎と名乗る男性は挨拶をすると名刺を差し出す。
口元は笑っているが目が笑っておらず好感の持てない印象だった。
「おはようございます。私、川井と申します。お忙しいところお時間いただきありがとうございます。」
私も名刺を差し出した。
真中さんはどうしたのだろう?
「以前から川井さんの噂は聞いていました。さぁどうぞ、おかけください。」