恋を知らない花~初恋~
あっという間に時間も経ち、ベッドへ移動した。
当然のことながらセックスするものだと思っていたのにベッドに入ると後ろから抱きしめられるだけだった。
「しないの?」
あまりに何もしてこないから拓也に聞くと、
「あんな事あったばっかりだし、そもそも自粛してるんだろ?おとなしく寝ろよ。」
背中がむずがゆくなり、また涙が出そうになった。
その夜は、狭いベッドでピッタリくっついて寝た。
男性と一つの布団で寝て何もしないなんて初めての体験だった。
翌朝はいつもより早く目が覚めた。
拓也の腕の中で目が覚めたことが不思議だった。
なぜか拓也の腕の中にいながらあの日の朝も真中さんの腕の中で目が覚めたなって思い出していた。
夜も一度だけ着信があった。
きっと心配してくれてるだろうし、もしかすると眠れてないかもしれない…
岩崎さんと真中さんは仲が良いって言ってたけどケンカとかしてないだろうか…
そんなことをぐるぐると考えてしまっていた。
「おはよう。良く寝てたな。」
拓也が起きたようで背後から声が聞こえビクッとなってしまった。
「ククッ、何考えてたんだ?どうせあの男のことだろ?ほっとけよ。」
私は拓也の方へ向き直った。
「おはよう。別に何も考えてなんかないもん。」
と睨みつけた。
当然のことながらセックスするものだと思っていたのにベッドに入ると後ろから抱きしめられるだけだった。
「しないの?」
あまりに何もしてこないから拓也に聞くと、
「あんな事あったばっかりだし、そもそも自粛してるんだろ?おとなしく寝ろよ。」
背中がむずがゆくなり、また涙が出そうになった。
その夜は、狭いベッドでピッタリくっついて寝た。
男性と一つの布団で寝て何もしないなんて初めての体験だった。
翌朝はいつもより早く目が覚めた。
拓也の腕の中で目が覚めたことが不思議だった。
なぜか拓也の腕の中にいながらあの日の朝も真中さんの腕の中で目が覚めたなって思い出していた。
夜も一度だけ着信があった。
きっと心配してくれてるだろうし、もしかすると眠れてないかもしれない…
岩崎さんと真中さんは仲が良いって言ってたけどケンカとかしてないだろうか…
そんなことをぐるぐると考えてしまっていた。
「おはよう。良く寝てたな。」
拓也が起きたようで背後から声が聞こえビクッとなってしまった。
「ククッ、何考えてたんだ?どうせあの男のことだろ?ほっとけよ。」
私は拓也の方へ向き直った。
「おはよう。別に何も考えてなんかないもん。」
と睨みつけた。