恋を知らない花~初恋~
「川井は真中さんへの失礼を反省しております。それなりの対処も決まりしばらくの間営業には出ない形となりました。正直、悪い対処ではなく前向きな対処になります。男女のプライベートに上司や会社が出ていくべきではないと個人的には思っております。ただ、信じていただきたいのは営業のための行為ではなかったということです。新人のときから見守って来ましたが川井自身、機転がきき仕事は上手く立ち回れております。なので成績が悪く切羽詰まっていることもありませんし、女を使って契約を取るようなこともいたしません。どういった行き違いかは解りかねますが今回のことは憤りを感じております。ですが本人も反省すべき点があるとのことで大事にはしたくないと言っており、社内では私と川井の営業補助であり、昨日付き添ってもらうために女性社員1名、人事部課長の3名しか知らせてはおりません。こちらから御社へ連絡するつもりもありません。ですが今後もし川井に何かありましたらその時は私の判断で然るべき対処をさせていただきます。こちらの意見は以上になります。いかがでしょうか?」
村田課長は坦々と表情を変えずに話した。
「本当に申し訳ありませんでした。今回のことは自分の思い込みで酷いことをしてしまいました。大事にはしないとのこと感謝いたします。」
岩崎さんは再度頭を下げた。
村田課長は坦々と表情を変えずに話した。
「本当に申し訳ありませんでした。今回のことは自分の思い込みで酷いことをしてしまいました。大事にはしないとのこと感謝いたします。」
岩崎さんは再度頭を下げた。