恋を知らない花~初恋~
「フフッ、俺は結衣のそう言うところ好きだよ。フツーはさ、かわいそうとか大変だったねって同情されるんだよ。でも結衣は違う。だから一緒にいて楽だし、居心地がいいんだ。女ってさ、高校まではさアバズレの子って俺を気持ち悪がって、大学では俺の過去を知ってる奴の方が少なかったけど、身なりは気にしてなくて眼鏡かけてたからガリ勉くんってバカにしてた。就職してある程度お金貯めてから良いものを身につけるようにして、身体も鍛えて外見に気を配った。そしたら面白いように群がってきたよ。イヤってほど母親のセックスを見たり聞いたりしてきて良い印象なんてないし女になんて興味なかったんだ。」
だからあんなに強引で自分本位なセックスをしてたんだ。
「気持ち悪いとさえ思ってたよ。だからさ、誰からもバカにされない地位と金が全てだって生きてきたんだ。誰にも執着しなかったし本当の自分も見せずにやってきたんだ。ありがたい事に上司から気に入られて可愛がってもらえてる。そしてうちの会社の役員の娘とのお見合い話が出たんだ。えらく俺を評価してくれててこの縁談が上手くいけば俺も出世コースに乗れるんだ。」
「あっ、後輩くんが昨日お見合いって言ってたね。すごいじゃない。夢が叶ったってことよね?」
だからあんなに強引で自分本位なセックスをしてたんだ。
「気持ち悪いとさえ思ってたよ。だからさ、誰からもバカにされない地位と金が全てだって生きてきたんだ。誰にも執着しなかったし本当の自分も見せずにやってきたんだ。ありがたい事に上司から気に入られて可愛がってもらえてる。そしてうちの会社の役員の娘とのお見合い話が出たんだ。えらく俺を評価してくれててこの縁談が上手くいけば俺も出世コースに乗れるんだ。」
「あっ、後輩くんが昨日お見合いって言ってたね。すごいじゃない。夢が叶ったってことよね?」