恋を知らない花~初恋~
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翌日の日曜日は拓也のおかげでレポート作成作業もスムーズに終わり、今後の2人のことについて話をした。

生活は私の家で主に過ごす。これは私の物が多いのと、今後婚約者がくるであろう拓也の家に私の痕跡を残したくなかったから。

あとは付き合っている期間はお互い別の誰かと関係を持たないとか、楽しもうとか、食事は平日は基本的に家で食べようとか、恋人らしいことをしようとかざっくりと話した。

「好きって言っても今のままの気持ちでいいんだ。本気で恋愛をってのめり込むと離れられなくなるだろ?それにやっと恋を知ったばかりみたいだしな。」

拓也はそう言っていた。
恋を知ったばっかりって誰のことだろう?確かに別れること前提での付き合いだからのめり込まない方がいいんだろうな。
拓也のその言葉を深く追求するのはやめておいた。

その日はお昼ごろランチを食べに出て、そのまま私が通っているジムへ行った。
拓也は入会手続きをして早速トレーナーのもと体力テストをされていた。
トレーナーとすぐに打ち解けて楽しそうにマシーンの指導を受けている。
そんな拓也を眺めつつ私もマイペースに運動をした。

満足いくまで体を動かしたあとシャワーで汗を流し、ジムを出た。
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