君がどこにいても
「そろそろお時間です」

そう呼ばれたので、二人は笑って控え室を出る。陽菜の持つブーケには雛菊の花が入っていた。

二人の未来を、希望であふれさせるように。いつまでも幸せが続くようにーーー。







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