涙色の空
喜び。
私に初めてできた男友達、創太。
私は小さい時から男の子にしゃべりかけるのが苦手で
いっつもしゃべりかけられるのを待ってた。
しゃべりかけて来てもつい、素っ気ない返事をしてしまう。
だから男子には性格はおとなしくしゃべりにくいと思われてた。
だから何だかんだで嬉しい。
「次、借り物競走だから行ってくる!」
「創ちゃん、がんばって!」
=位置について…バン!!=
「えっ…。」
「創ちゃんどうしたのかな?」
「何が書いてあったんだろ?」
「こっちに向かってくる!」
「なぁ!ピンクのハンカチ持ってるか!?」
創太は息を切らしながら走ってきた。
「ごめん創ちゃん。私は今日オレンジだった。」
「あっ!うちはピンクだよ!!」
「貸して!!また今度返す!!」
っと言って走って行った。
そして、体育大会の花形!男女混合選抜リレー。
各団、1年、2年、3年から男女1名づつが出てくる。
うちは誰が出るのかも知らない。
ってか知らされてない!!!
うち第一走者だし誰にバトン渡せばいいの!?
頼りになるのはハチマキだけ。
=位置について…ドン!!!=
「友里ガンバ!!」
「櫻、走れ!!」