涙色の空
うちは一生懸命、走った。

今のところ1位だ。

バトンパスだ!!

「白いハチマキ!白!白!」

「いた!」

うちは思わず叫んだ。

「ぷっ(笑)」

今、笑ったよね!?

何あいつ!ムカつく!

ってよく見たら無駄にテーションの高い悠馬って人じゃん!!

うちは頭にきて…

=バン!!=

あいつの手に思いっきりバトンを叩きつけた。

「痛てぇ!!」

そう言って走って行った。

彼の手は真っ赤に腫れていたのがわかった。

少しは悪いと思ったけどお互い様だもん!!!

誤ることないよ!!

そう思った。




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