彼女を恥ずかしがらせたい
【涼太side】

席にいる三人は、

机の上に置かれた一つのスマホを見つめていた。

「ねぇ、これ。こうたくんのだよね?」

「うん!こうたのだー」

「馬鹿だろ。置いていくなんて」


見てみたいけど、見ちゃ駄目だよねー

そんなことを言いながら笑いあっていた時、こうたのスマホが鳴った。


スマホ画面に映る、こうたの彼女。


おぉ、これは…


あまりの出来事にびっくりしてしまう。

こうた、お前どんだけ彼女が好きなんだよ。
(まぁ、僕も待ち受けにしてるけど。)


「おぉー!こうたくん!」
嬉しそうな僕の彼女。

「うん。熱いね」
僕も冷やかしてやった。

「わぁああ!やめてー!」
こうたの彼女が恥ずかしがっている。




こうた、見れなくて可哀想に…(笑)
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