7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。
なんか、あたしだけが意識してる…?

と悶々としながら、歯磨きをする。


テーブルに向かい合わせで座る樹は、黙々と食事をする。


昨日のアレは夢だったんじゃないかと思うほど、樹の様子になんら変化は見られない。


しまいには、あたしが不思議そうに見ている視線に気づいたのか、「なに?」とコーヒー片手に睨みつけられた。


…いつもの樹だっ。

まるで、どうかしてしまったのはあたしかのよう。
< 150 / 578 >

この作品をシェア

pagetop