7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。
…で、雨に降られたらしい。


あたしがスーパーで買い物して、小腹を満たすためにフルーツデニッシュを頬張っている間…。

樹は、必死になってあたしを探してくれていたんだ。


泥跳ねして汚れてしまったスニーカー、肩で息をしている樹を見れば…その必死さが伝わってくる。



「どうせ、河川敷に俺の悪口を叫びに行ったんだろうと思ったら…いねぇしよ」


樹、…河川敷に行ったんだ。
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