7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。
地面を見ていたあたしだったけど、ふと聞こえた樹の声。


“俺の方こそ……悪かったよ”


樹が…謝った?

あの樹が…!?


そら耳…じゃないよね!?


「…マカロン、全部食っちまって。……ごめん」


…“ごめん”


たった3文字の言葉だけど、今のあたしが一番ほしかった言葉かもしれない。


樹の口からそれさえ聞けるだけで、さっきまでのケンカも…なんかもうどうでもよくなってきた。
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