7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。
樹はそっぽを向いたまま、こちらを見てくれない。


「なんで?」

「…そんなこと、言わなくてもわかるだろっ」


怒ったような口調の樹。


…と言われましても、全然わかんないし。


「もしかして…、タツヤのお腹の心配でもしてた?」

「…はぁ?」

「大丈夫だよ!毒なんて入れてないしっ!」


そりゃ、カナエが用意した人気の売り物のチョコレートと比べたら…全然だけど。
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