7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。
タツヤがあたしのことを…?


なんの冗談?と思ったけど、樹の真剣な瞳は決して冗談なんかではなかった。


「乃愛の菓子は、すげぇうまいのは知ってる。…だから、たとえタツヤだったとしても、俺以外の男に食べさせんな」


顎をクイッと持ち上げられ、「黙って俺の言うことを聞け」と言わんばかりに目が訴えている。


その瞳を見て、ようやく樹が言いたいことが理解できた。
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