7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。
お弁当箱を開けると、真っ黄色の卵がのったオムライスだった。


「乃愛!そのオムライス、超おいしそうっ♪」

「ほんと、乃愛のママってお料理上手だよね〜!」


友達がお弁当を褒めてくれた。

不思議なもので、お弁当を褒められるとまるで自分が褒められているかのような錯覚に陥る。


「ありがと〜♪うちのママ、料理好きだから〜」


…とは言ったものの、これはママが作ったものではない。
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