7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。
「それができたら苦労しなー…、ふわぁぁ〜…」


樹と話しているだけで眠気に誘われる。


「しゃーねぇなぁ…」


樹は面倒くさそうに呟くと、立ち上がって部屋から出て行った。



しばらくして戻ってきた樹の両手には、黒い飲み物が入ったグラスが握られていた。


「これでも飲んで、目覚ませ」


寝ぼけた顔に、グラスを押し当てられる。

その冷たさにびっくりして、思わず声にならない声が上がった。
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