7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。
「だから、気にしないで行ってきて」


あたしは、そう言ったのだけれど…。


「じゃあ、俺もここに残る」


なんと、樹があたしの隣に座り出した。

それを見て、ほかの男子からブーイングの嵐。


「えぇー!樹もこいよー!」

「そうだぜ。お前がビビるところ、見てみてぇよ」

「乃愛だって、こう言ってくれてるんだしさー!」


男子3人に腕を引っ張られるけど、樹はまるで地蔵のように動かない。
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