7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。
“お疲れさま。よくがんばったな”


樹に褒めてもらったことの方が、数倍嬉しかった。



「樹〜!おっはよー!」


だからあたしは、朝からテンションが高い。


「…朝から元気だな」


台所に立つ樹。


「元気に決まってんじゃん♪だって、樹が褒めてくれたんだからっ」

「…褒めた?俺が?」

「忘れたの〜?テキストのページに、赤ペンで…」

「ああ、あれか。あんなので喜ぶなんて、お前…単純だな」
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