7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。
まるで、ちょっとしたホテルのモーニングのよう。



「いただきま〜す!」


静かに手を合わせる樹の向かいで、あたしはさっそくトーストにブルーベリージャムを塗った。


いつも樹を見ているとは言え、少し寝ぐせのついた髪とパジャマ姿はどこか新鮮だった。


「…なにジロジロ見てるんだよ」


見慣れない樹の寝起き姿をまじまじと見ていたら、怪しそうな視線をあたしに向けてきた。
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