7日間の同居で、モテモテ幼なじみと両想いになるまで。
「なんでもないっ」


慌てて、樹から目を逸らす。


目の前には、スプーンで冷静ポタージュをすする樹。

ふと、樹が背にしているソファに目が行った。


ネイビーのソファの背もたれに掛かっている、きれいに折り畳まれたタオルケット。


もしかして…。


「…樹。ソファで寝てたの…?」

「ああ。乃愛が部屋で寝落ちして、そのまま俺のベッドに寝かせたから」
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