ボードウォークの恋人たち
「今夜は落ち着いているし次のラウンドまで時間もあるからコーヒーでも飲みましょうか」
浜さんのお誘いに
「わたし、淹れてきまーす!」即座に席を立ち奥にある小さな休憩スペースの給湯コーナーに向かった。
コーヒーを淹れて戻ると、眼科の福岡先生が来ていて浜さん、望海さんと談笑している。
福岡先生は複数人いる当直医の一人だ。
「おや、ずいぶんいい香りだね」
「これ科長のお土産の鳥取のコーヒーなんですよ。福岡先生もよかったらどうぞ」
「いいの?嬉しいなあ。だったらちょうど今日お菓子をもらったからそれを持ってくるよ」
福岡先生はいそいそと立ち上がった。
どうやら医局に取りに行ってくれるらしい。
お菓子と聞いてラッキーと望海さんと顔を見合わせてしまった。
ちょうど小腹が空いたところだったし。
福岡先生の分のコーヒーを淹れてテーブルに戻るとすぐに福岡先生も菓子箱を抱えて戻ってきた。
「さあどうぞ、食べて」
わあ。
箱の中身はクッキーとひと口サイズのブラウニーとチーズケーキ、フルーツ入りのブランデーケーキの詰め合わせ。
お腹が空いていた私はありがたく頂いてしまう。
甘いもの好きの望海さんは顔が緩んでいるし、「すごく美味しいわ」と言う浜さんの美しい笑顔が更に麗しくきらきらと輝いている。
美味しいものは人の心を溶かしていくと心から思う。
浜さんのお誘いに
「わたし、淹れてきまーす!」即座に席を立ち奥にある小さな休憩スペースの給湯コーナーに向かった。
コーヒーを淹れて戻ると、眼科の福岡先生が来ていて浜さん、望海さんと談笑している。
福岡先生は複数人いる当直医の一人だ。
「おや、ずいぶんいい香りだね」
「これ科長のお土産の鳥取のコーヒーなんですよ。福岡先生もよかったらどうぞ」
「いいの?嬉しいなあ。だったらちょうど今日お菓子をもらったからそれを持ってくるよ」
福岡先生はいそいそと立ち上がった。
どうやら医局に取りに行ってくれるらしい。
お菓子と聞いてラッキーと望海さんと顔を見合わせてしまった。
ちょうど小腹が空いたところだったし。
福岡先生の分のコーヒーを淹れてテーブルに戻るとすぐに福岡先生も菓子箱を抱えて戻ってきた。
「さあどうぞ、食べて」
わあ。
箱の中身はクッキーとひと口サイズのブラウニーとチーズケーキ、フルーツ入りのブランデーケーキの詰め合わせ。
お腹が空いていた私はありがたく頂いてしまう。
甘いもの好きの望海さんは顔が緩んでいるし、「すごく美味しいわ」と言う浜さんの美しい笑顔が更に麗しくきらきらと輝いている。
美味しいものは人の心を溶かしていくと心から思う。