ウエディングドレスを着せてやろう
「まあいいです。
 ちょっと誰かに相談したい気分だったんで。

 経験豊富そうな堀口さんなら、ちょうどいいです」

 でも、と花鈴は顔を近づけ、決して脅すつもりではなく、詩織に言った。

「……でも、一言でも余計なことを言ったら、きっとエジプトで墓の扉が開いて、UFOが攻めてきますよ」

「わけがわからなくて怖いわよっ」
と叫ばれてしまった。



< 75 / 373 >

この作品をシェア

pagetop