幼なじみに溺愛されてるみたいです…!
3日後のLHRから練習が始まった。台本が渡されたので劇やる組と道具組で分かれて準備した。
幸い演劇組は野外学習の7人中5人いるので少しやりやすい。
台本を見ながら通してみるが元々声が小さく大きい声を出すのが苦手なのでダメだしを受けてしまう。
皆暖かく見守ってくれてるが申し訳なさでいっぱいだ。これは帰ってからも練習しないと…り声の出し方とか調べてみよう。
今日の練習は終わり家に帰った。ご飯を食べ終えいつものようにテレビを見たりせず部屋に戻り練習をした。
まず台本を覚えないと。コンコン。ノック音がしたのでドアを開けた。
「どうしたの?」
「未桜練習するだろうから一緒にしようと思って」
「そっか。じゃあ一緒にやろっか」
怜を部屋に入れ練習を始めた。
そういえば白雪姫って最後にキスシーンがあったような…。
半分までセリフを覚え練習は終わりとした。
「ねね、どうやったら大きい声出せるの?」
少し考える素振りを見せた。
「お腹から出す…としか言えないな(笑)
笑ってる時声出てるしその感じでいってみたら?」
「笑ってる時…。ありがとっ頑張ってみる」
しばらく話怜は自分の家に帰って行った。台本の最後を見るとキスをして目覚めると終わりとなっている。
怜の部屋に行った時のことを思い出してまたジタバタと足をばたつかせた。フリだとしてもやっぱり思い出してしまう。
演劇中は役に入り込むように最大限に集中しよう!とそう決めた。そう決意し声を出す練習をした。
2日後の放課後また練習が始まった。練習したかいがあってダメ出しされることも減った。
その後も調べたら姿勢と腹式呼吸も意識するとさらに良くなった。疲れるが続けたらきっと慣れるだろう。
休憩していると福井くんが隣にやってきた。
「清水さん一気に良くなったね」
そう言われて嬉しい。
「ありがとうっ」
「ねね、俺も未桜って呼んでもいいかな?」
怜以外の男子に名前を呼ばれることがなかったので少し恥ずかしい。
「うん!いいよ」
「ありがと。俺のことはるいでいいよ」
そのまま話していると衣装の採寸で可愛いと言われている橘さんに呼ばれた。近くで見るとさらにかわいい。男子に人気があるのも分かる。
うちの学校はかっこいいかわいい人が多いなぁなどと考えていると、橘さんが話し始めた。
「姫役押し付けた感じになってごめんね?」
押し付けたなんて思ってもなかった。
「ううん。気にしてないよ!」
「女子達は佐山くんが王子なら姫はやっぱ未桜ちゃん以外はありえないってなってて」
「え、?」
それはどういう意味なのか。
「佐山くんって未桜ちゃんにだけ優しいでしょ?最初は不満があったけどそれを見てたら諦めがついたみたいで。それに佐山くんが笑うのって未桜ちゃんと話してる時くらいだもん。」
ずるいというようにむーっと少し口をとんがらせていたがそんな顔もかわいいと思ってしまった。
「未桜ちゃんも好きなんでしょ?私達は皆2人のこと応援してるからねっくっつくの待ってるよ!はい、終わり!話聞いてくれてありがとう」
ぽんっと背中を押し出された。
クラスの子皆に気持ちがバレてるとは。そんなに分かりやすいのかな?でも応援してくれてるのは素直に嬉しい。
「ありがとう!橘さん」
「もー鈴(すず)いいよっ」
「すず!」
んっ!と満足そうに笑い練習頑張ってと送り出された。
幸い演劇組は野外学習の7人中5人いるので少しやりやすい。
台本を見ながら通してみるが元々声が小さく大きい声を出すのが苦手なのでダメだしを受けてしまう。
皆暖かく見守ってくれてるが申し訳なさでいっぱいだ。これは帰ってからも練習しないと…り声の出し方とか調べてみよう。
今日の練習は終わり家に帰った。ご飯を食べ終えいつものようにテレビを見たりせず部屋に戻り練習をした。
まず台本を覚えないと。コンコン。ノック音がしたのでドアを開けた。
「どうしたの?」
「未桜練習するだろうから一緒にしようと思って」
「そっか。じゃあ一緒にやろっか」
怜を部屋に入れ練習を始めた。
そういえば白雪姫って最後にキスシーンがあったような…。
半分までセリフを覚え練習は終わりとした。
「ねね、どうやったら大きい声出せるの?」
少し考える素振りを見せた。
「お腹から出す…としか言えないな(笑)
笑ってる時声出てるしその感じでいってみたら?」
「笑ってる時…。ありがとっ頑張ってみる」
しばらく話怜は自分の家に帰って行った。台本の最後を見るとキスをして目覚めると終わりとなっている。
怜の部屋に行った時のことを思い出してまたジタバタと足をばたつかせた。フリだとしてもやっぱり思い出してしまう。
演劇中は役に入り込むように最大限に集中しよう!とそう決めた。そう決意し声を出す練習をした。
2日後の放課後また練習が始まった。練習したかいがあってダメ出しされることも減った。
その後も調べたら姿勢と腹式呼吸も意識するとさらに良くなった。疲れるが続けたらきっと慣れるだろう。
休憩していると福井くんが隣にやってきた。
「清水さん一気に良くなったね」
そう言われて嬉しい。
「ありがとうっ」
「ねね、俺も未桜って呼んでもいいかな?」
怜以外の男子に名前を呼ばれることがなかったので少し恥ずかしい。
「うん!いいよ」
「ありがと。俺のことはるいでいいよ」
そのまま話していると衣装の採寸で可愛いと言われている橘さんに呼ばれた。近くで見るとさらにかわいい。男子に人気があるのも分かる。
うちの学校はかっこいいかわいい人が多いなぁなどと考えていると、橘さんが話し始めた。
「姫役押し付けた感じになってごめんね?」
押し付けたなんて思ってもなかった。
「ううん。気にしてないよ!」
「女子達は佐山くんが王子なら姫はやっぱ未桜ちゃん以外はありえないってなってて」
「え、?」
それはどういう意味なのか。
「佐山くんって未桜ちゃんにだけ優しいでしょ?最初は不満があったけどそれを見てたら諦めがついたみたいで。それに佐山くんが笑うのって未桜ちゃんと話してる時くらいだもん。」
ずるいというようにむーっと少し口をとんがらせていたがそんな顔もかわいいと思ってしまった。
「未桜ちゃんも好きなんでしょ?私達は皆2人のこと応援してるからねっくっつくの待ってるよ!はい、終わり!話聞いてくれてありがとう」
ぽんっと背中を押し出された。
クラスの子皆に気持ちがバレてるとは。そんなに分かりやすいのかな?でも応援してくれてるのは素直に嬉しい。
「ありがとう!橘さん」
「もー鈴(すず)いいよっ」
「すず!」
んっ!と満足そうに笑い練習頑張ってと送り出された。