幼なじみに溺愛されてるみたいです…!
次はるいとペアだ。ちらっと横の方を見ると何人か先に怜がいた。
「発表お疲れ様」
「るいもおつかれ!」
うん。と微笑んだ。るいも身長高めで顔も整っている。これは怜と並ぶくらいモテるんだろうなぁとまじまじ見ているとるいが顔を背けた。
「未桜見すぎ(笑)そんな見られたら照れるから」
平静を装っているが耳が赤い。クールなるいも照れるんだなぁ。
「るいも照れるんだねっ」
にこっと悪戯っぽく言った。
「未桜って慣れるとそんな人懐っこいんだね」
そう言って次の人に変わった。
次は怜の番だ。このダンスはあと10分で終わる。怜の手をとった。
「もうちょっとで学祭も終わっちゃうね」
「そうだね。楽しかったね」
怜が自分から楽しかったと言葉にするのは珍しい。楽しんでるみたいでよかった。
「未桜、このダンス終わったら屋上行こ」
「わかったー!」
後もう少しで終わる。この学祭で少しは成長したなぁと思う。人見知りもこれを機に改善できていたらうれしい。
6時50分になり、ダンスが終わった。各自自由にしていいと言われたので晴ちゃんと一緒に春野くんと怜を探した。
見つけた!と思うと女子にまた囲まれていた。一緒に花火を見て告白するとずっと一緒にいるというジンクスがここにもあるからだろう。
私も向かおうとすると私まで男子に囲まれてしまった。
(いつも助けてもらってばかり…)
勇気を振り絞った。
「ごめんなさい。通してください!」
そう言って通させてもらった。
「怜っ!」
グイッと手を掴んで引っ張った。女子の輪から連れ出し屋上まで走った。女子達はまたあの子だなどと言っていたがもう気にしない。
「はぁはぁ。疲れた…」
屋上に着き地べたに座った。手を離そうとしたが怜が離してくれない。
(今だけならいいよね…?)
「未桜連れ出してくれてありがとう。かっこよかった(笑)」
そう子供みたいな笑顔でにひっと笑った。
「いつも助けてもらってるからね」
「それは俺が助けたくてしてるだけだから。…未桜、俺言いたいことがあるんだけど」
「うん、なに?」
「俺とつ……」
ひゅーーーっどーん。ちょうど花火と重なってしまったため怜の言いたかったことが聞こえなかった。
「ごめん。怜、なんて言ったの?」
「ううん。なんでもない」
気になるが深掘りしなかった。
「花火きれいだね」
「うん、そうだね」
私達は手を繋いだまま花火が終わるまで眺めていた。
「発表お疲れ様」
「るいもおつかれ!」
うん。と微笑んだ。るいも身長高めで顔も整っている。これは怜と並ぶくらいモテるんだろうなぁとまじまじ見ているとるいが顔を背けた。
「未桜見すぎ(笑)そんな見られたら照れるから」
平静を装っているが耳が赤い。クールなるいも照れるんだなぁ。
「るいも照れるんだねっ」
にこっと悪戯っぽく言った。
「未桜って慣れるとそんな人懐っこいんだね」
そう言って次の人に変わった。
次は怜の番だ。このダンスはあと10分で終わる。怜の手をとった。
「もうちょっとで学祭も終わっちゃうね」
「そうだね。楽しかったね」
怜が自分から楽しかったと言葉にするのは珍しい。楽しんでるみたいでよかった。
「未桜、このダンス終わったら屋上行こ」
「わかったー!」
後もう少しで終わる。この学祭で少しは成長したなぁと思う。人見知りもこれを機に改善できていたらうれしい。
6時50分になり、ダンスが終わった。各自自由にしていいと言われたので晴ちゃんと一緒に春野くんと怜を探した。
見つけた!と思うと女子にまた囲まれていた。一緒に花火を見て告白するとずっと一緒にいるというジンクスがここにもあるからだろう。
私も向かおうとすると私まで男子に囲まれてしまった。
(いつも助けてもらってばかり…)
勇気を振り絞った。
「ごめんなさい。通してください!」
そう言って通させてもらった。
「怜っ!」
グイッと手を掴んで引っ張った。女子の輪から連れ出し屋上まで走った。女子達はまたあの子だなどと言っていたがもう気にしない。
「はぁはぁ。疲れた…」
屋上に着き地べたに座った。手を離そうとしたが怜が離してくれない。
(今だけならいいよね…?)
「未桜連れ出してくれてありがとう。かっこよかった(笑)」
そう子供みたいな笑顔でにひっと笑った。
「いつも助けてもらってるからね」
「それは俺が助けたくてしてるだけだから。…未桜、俺言いたいことがあるんだけど」
「うん、なに?」
「俺とつ……」
ひゅーーーっどーん。ちょうど花火と重なってしまったため怜の言いたかったことが聞こえなかった。
「ごめん。怜、なんて言ったの?」
「ううん。なんでもない」
気になるが深掘りしなかった。
「花火きれいだね」
「うん、そうだね」
私達は手を繋いだまま花火が終わるまで眺めていた。