幼なじみに溺愛されてるみたいです…!
気になったものを見ていると店員さんに話しかけられ試着させてもらうこととなった。

晴ちゃんは白色の生地に青色の花のデザインが入ったものにした。きっと晴ちゃんの雰囲気にはぴったりだろう。

お互い見せ合いっこにしようといってせーのでカーテンを開けた。

「未桜かわいい!その浴衣とっても似合ってるよ!」

見た瞬間べた褒めしてくれた。晴ちゃんの浴衣もまさに晴ちゃんの為に用意されたんじゃないかというくらい似合っていた。春野くんが見たら可愛すぎて何も言えなくなってしまうんじゃないかと心配になった。

髪をまとめてかんざしを挿せば完璧だろう。この浴衣に合うかんざしは…と想像を膨らませていた。

私達は会計をすませ、ヘアアクセサリーが売っているお店へ移動した。

かんざしや花飾りなどが沢山置いてあった。すぐに浴衣に合いそうなかんざしを見つけた。

(これで今年のお祭りも大丈夫そうだ。)

その後は普通にお店を巡って買い物をした。久しぶりに買い物をした為欲しいものがいっぱいありつい買いすぎてしまった。

怜に帰る時連絡してと言われたのでメールを送った。

晴ちゃんと別れ、家へ帰った。時間は6時過ぎだ。怜が私の家の前で待っていた。

「怜!ただいまー!待ってたの?」

「うん。おかえり。荷物沢山だね。言ってくれれば迎えに行ったのに」

となぜか少ししゅんとした顔をした。

「荷物は多いけど軽いから大丈夫だよ!」

そう言うと怜は私の荷物を持って私の家に入った。夜ご飯を食べ終え部屋に行った。怜にお祭りのことを話した。
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