幼なじみに溺愛されてるみたいです…!
お風呂に入り押し入れの中を探した。なんだか懐かしい箱を見つけ出してみた。

「うわぁ。懐かしい…」

怜と一緒に作った押し花のしおりや折り紙、小さい頃に書いていた手紙が出てきた。

怜からの今日は○○してくれてありがとうだったりまた遊ぼうねということが書かれていた。

この頃は私の事をみおちゃん呼びをしていてかわいかったなぁ。

手紙一つ一つを見返して居ると箱の1番底からノートが出てきた。

もう何年と箱の中に入っていたので色褪せている。

めくってみるとその日の出来事が書かれていた。字を覚えたてで書けるのが楽しくて始めたのがこの手紙と日記だ。

小学ニ年生の秋、この日だけは他の日より長く書かれていた。

…○○公園でれいくんが怖い夢を見たと言って泣き出した。そんなれいくんにみおはずっとれいくんのそばにいるよと約束をした。そしたられいくんは約束ねといって指切りげんまんをしたら泣きやんだ。

そんなこともあったんだなぁと思い出しながら数ページめくると白紙のページが出てきた。

これ以降はもう書いてないみたいだ。

「…もしかして約束ってこのこと!?」

だがあんな悲しそうに話してきたからもっと他にあるんじゃないかと思い他も探したが手がかりとなる物はもうでてこなかった。

明日怜に聞けばいいと思い、今日はもう諦めて寝ることにした。

次の日。どうやら怜は春野くんと遊びに行くみたいで昼頃から出かけて行った。

聞くタイミングを逃してしまったのでまた時間ある時にすることにした。

私は久しぶりに1人の時間で何をしようか悩んだ結果お菓子を作って読書することにした。

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