幼なじみに溺愛されてるみたいです…!
そんな私を見た怜は私の頭に手を伸ばし顔を近づけキスをした。

「……。」

驚いた私は笑いも止まった。

「未桜が笑いすぎだから仕返しっ。」

横を向いてむーっとしている怜はかわいらしく愛おしさを感じた。

怜は深呼吸して真剣な瞳でこちらを見た。

「ねぇ未桜俺とずっと一緒にいてくれる…?」

小さい頃のかわいらしい怜とは違い十数年と成長したかっこいい怜となり再び同じような言葉を言った。

私は笑顔で応えた。

「もちろん!ずっと一緒にいようねっ!」

そう言ってブランコから降り、勢いよく怜がハグしてきた。

「ありがと…。一生幸せにする。」

「私も怜のこと幸せにできるように頑張るね。」

「ふふっ未桜が隣にいる時点でもう最高に幸せだから」

私の頭を撫でた。

落ち着いてきたのでまたブランコに座った。お互い無言でいたが怜が口を開いた。

「本当は、約束のことはどうでもよかったんだけど未桜が思い出したら恥ずかしいなと思って思い出した時はもう1回やり直そうって考えてたんだ。」

「そっか。怜深刻そうな顔してたから手がかり探しちゃったよ(笑)」

怜は私の顔をみて顔に手を当てた。

「はぁ。こんな可愛い彼女がいるとかもう幸せすぎて生きてけない…。」

私は身体の熱が上がったのを感じた。

「そんなのこっちのセリフだよ…。怜かっこよすぎて女の子いっぱい寄ってくるもん」

「…え、、何それ嫉妬…?」

嫉妬?と聞きながらもすごい笑顔で聞いてきた。笑顔で聞くことなのかな。

「…うん。だっていけめんすぎて怜から行かなくても女の子から沢山話しかけられるでしょ」

頬っぺたを膨らませてそっぽを向いた。

「未桜っ。女の子が寄ってきても見てるのは未桜だけだよ?それに最低限のことしか話してないから大丈夫だよ」

「なにより俺は未桜だけいればいいから。安心して?未桜のこと大好きすぎて四六時中考えてるんだから(笑)」

怜は落ち着いて最後に恥ずかしいことを言った。

「他には、未桜のこと好きな男に…」

「もういい!十分だから!」

私はなんだか耐えられない気持ちになり続きを離そうとする怜をとめた。

怜の気持ちは十分すぎるほど伝わった。

「…伝わったならいいや」

まだ話したそうにはしていたがもうやめてくれたみたいだ。

私も気持ちを落ち着かせた。

「お母さんもご飯作ってるだろうしもう帰ろっか。」

「うん!あ、約束思い出したんだから未桜これからはさらに覚悟しといてね」

耳元で囁き、にやっといたずらっ子のように笑った。

私は耳を押さえ顔が赤くなった。

「未桜顔真っ赤だよ〜!そんな未桜もかわいい」

「もー!早く帰るよ!!」

さっきとは立場が逆転した。私は前を歩いてる怜を抜かした。

「あー!未桜待ってよっ」

私の横まで走って来て手を繋いだ。

「これからもよろしくね」

「うん!よろしく」

目を合わせ笑顔で帰った。



END



































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