完璧御曹司の優しい結婚事情
「なになに、葉月ちゃん。なんかボーッとしちゃって。その飲み会で何かあったの?」
「えっ?あっ……いや、なんでもないですよ」
「本当に?」
これ以上何かを言えばボロが出てしまいそうで、とにかく首を縦に振り続けた。
「葉月ちゃんったら、わかりやすいんだから。何かあったわね?ああ、羨ましい。課長との飲み会!!」
「さ、佐藤さんも、先日の飲み会で課長とたくさん話せてたじゃないですか」
励ますような雰囲気で言えば、佐藤さんにジロリと睨まれた。
「何言ってるの!!その後の葉月ちゃんのお姫様抱っこに全部持ってかれた感じよ」
「お、おひ、お姫様抱っこ!?」
「そうよ。前に言ったじゃない」
「だ、抱き上げてとしか……」
「いやいやいや。そこはお姫様抱っこのことでしょうが。まさか、俵のように担がれたとでも思ってたの?」
そのまさかだ。首をブンブンと振る。
いや、俵のように担がれるだけでも相当恥ずかしいけれど……でも、人前でお姫様抱っこだなんて……
「えっ?あっ……いや、なんでもないですよ」
「本当に?」
これ以上何かを言えばボロが出てしまいそうで、とにかく首を縦に振り続けた。
「葉月ちゃんったら、わかりやすいんだから。何かあったわね?ああ、羨ましい。課長との飲み会!!」
「さ、佐藤さんも、先日の飲み会で課長とたくさん話せてたじゃないですか」
励ますような雰囲気で言えば、佐藤さんにジロリと睨まれた。
「何言ってるの!!その後の葉月ちゃんのお姫様抱っこに全部持ってかれた感じよ」
「お、おひ、お姫様抱っこ!?」
「そうよ。前に言ったじゃない」
「だ、抱き上げてとしか……」
「いやいやいや。そこはお姫様抱っこのことでしょうが。まさか、俵のように担がれたとでも思ってたの?」
そのまさかだ。首をブンブンと振る。
いや、俵のように担がれるだけでも相当恥ずかしいけれど……でも、人前でお姫様抱っこだなんて……