「No title」
「これ履きな
スカートの中見えた方がいいけど運転手の
俺だけ見れないのは気に食わないからな」
戻ってきた一言余計なこと言う立花先輩に渡されたのは「立花」と書かれた深緑色のジャージ
「先輩が取りに行ってる間に帰ればよかった」
心の声を思わず漏らす
「ちゃんと待ってて偉いね〜」
ヘルメット越しにヨシヨシと頭を撫でられる
完全に立花先輩のペースに流されてる
今だけ、今日だけ、これで関わるのは最後
と自分に言い聞かせる