「No title」
「ダメだろ」
先生でもなく私でもない声が返事をする
でも私は声に出していないはずなのに
誰?と思いその声の方へ視線を向ける
「それはダメだろ君」
次はスラッと綺麗で長い人差し指が私の下半身を差す
「可愛いけどな、かなり」
何だこの変態はと思い顔を見た
「!」
黒髪しかいないこの進学校に
キラキラと一番星のように光り輝く金色
太陽の光に照らされて金色が眩しくて目を細める
「俺はアリだな〜それ」
サラサラとした金色の髪から見えるくっきりとした二重
小さい鼻に薄いくちびる
これは世に言うイケメンというやつだ