「No title」


金髪イケメンは上履きに履き替えようとする私の前に立ちはだかった

身長まで高い

私は女子でも168cmという長身なのだが
金髪イケメンはそんな長身な私でも見上げるほどだった


「黒髪ロングに短いスカート

長身に顔まで可愛い。というより美人か……」


ブツブツと言いながら変態…じゃなくて金髪イケメンは私を見た


「あの…そこどいてもらえますか?

私新入生代表のスピーチがあるので遅刻したくないんですよ」



シッシと手で払ってみせたけど
金髪イケメンは動じなかった


「へぇ!新入生代表が校則違反とはなかなかなもんだなぁ!」


「人のこと言えないでしょ」


金髪とか絶対校則違反


「センパイにその態度はないんじゃない??」


ニヤニヤと口角を上げる金髪イケメンはどうやらセンパイだったらしい



これまためんどくさい先輩だこと





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