「No title」


ーーー…


俺が5歳の頃


父さんが突然この世を去った。



そしてそれから中3になるまで俺は


母さんと二人で暮らしていた。




父さんが突然この世を去ってからというもの


母さんは男と酒に溺れた



そんな母さんに初めはとても同情した


突然愛する人を亡くして傷ついた母さんは

俺が眠った後にこっそり泣いていたことを知っていたから…


愛されたくて男に溺れ


痛みを忘れるために酒に溺れ



今にも壊れそうな母さんを幼いながらも自分が母さんを守らないといけないって本気で思ってた。




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