「No title」

思わず出た大きい声



そしていきなり体を起こして余計にズキズキと痛む頭







母さんは瞳を揺らし驚いた表情で俺の顔を見た



「ごめん母さん、俺今具合悪いんだ

ケーキは明日にしよう」


苛立ちをすぐに抑えて
俺はまた布団に潜った



今母さんを見ているとまた怒鳴ってしまいそうで。


とにかく1人になりたかった。


「俺もう寝「酷い…」



背中から聞こえてくる震えた声


その声に俺は慌てて母さんを見た



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