冷酷姫に溺れて。
「あ!そうだ!せっかくだし、ダブルデートしようよ!」
「いいな、それ!千影と霜月さんもいいよな」
「うん」
「ええ」
霜月さんをチラッと見た。
山崎と楽しそうに話している。
本当は二人でデートしたかったけど、俺にはハードル高いし、それがいいよな。
「じゃあ、そういうことで!また連絡するわ!」
「お邪魔しました~」
二人が行ってしまうと、俺と霜月さんは深いため息をついた。
完全にキスするタイミング逃したなってのと、なんか今日は色々あったなと思って。