冷酷姫に溺れて。
「霜月さんのこと、バカにするな」

「バカにしてねぇし。てゆーか、お前、本当に……」

やってらんねぇよ。

俺は光を無視して、次の教室に向かった。

辺りからの視線が刺さる。

光が言っていたように、霜月さんに助けられた人として興味を持たれてるんだろうな。

さて、次は歴史だな。

よく書斎で本を読むけど、世界の変化はとても興味深い。

というか、すごく面白い。

時計は正午を指していた。

授業どうこうの前に飯だな。

とりあえず食堂行くか。
< 19 / 132 >

この作品をシェア

pagetop