冷酷姫に溺れて。
信じてたのに
理紗side
先輩の気持ちは私にあるって思った。
先輩と出会ったのは高一の夏。
私が生徒会長役員メンバーに加入したときだ。
先輩は生徒会長らしく凛々しくてカッコよかった。
副会長は優しくて可愛くて尊敬出来る人だった。
二人とも私より二つ上だけど、優しくしてくれて、学校が楽しくなった。
この人たちとなら、ありのままの自分でいられる。
そう思っていた。