冷酷姫に溺れて。
咲奈はすぐに現像し、霜月さんに写真を渡した。

「ありがとう!このドレス着たかったんだ」

「やっぱり?さっき話してたときにドレスの方ばっかり見てたから、そうかなって。すっごく可愛かったよ」

「えへへ。ありがとう」

何、今の『えへへ』って。

可愛すぎかよっ!

こんな女子いるんだ。

「もう遅いし寝るぞ」

「あ、待って!入井くんと話したい」

「え?」

咲奈はにやにやしていた。

「邪魔者は消えまーす!
よい夜を!」

あいつ!!

「おやすみ」
< 66 / 132 >

この作品をシェア

pagetop