冷酷姫に溺れて。
サヨナラ
理紗side
入井くんに告白された。
もちろん嬉しかった。
でも、こんな私が返事する資格はない。
先輩のこと、まだ少し吹っ切れてない。
入井くんは返事はいらないって言ってたけど、やっぱりちゃんと返事をしたい。
その前に先輩と決着をつけなくちゃ。
私は先輩を生徒会室へ呼び出した。
危険だって分かってる。
だけど、いつまでも逃げてちゃダメだ。
ちゃんと向き合って話さないと。