私とあなたのラブシークレット
教室について、バックを机に置いて
ぼーっとする
「なぁ、プリンセスと同じクラスだぜ?」
「俺、プリンセスと婚約してぇ」
「プリンセスだったら、どんな男と婚約するんだろうな」
「俺の彼女もあんだけ、可愛かったらなぁ」
口々に言っている男ども
「おっ全員揃っているな?
今から、体育館に移動だ。」
ぼーっとしながらも、体育館へは移動する
「三ツ谷。大丈夫か?」
ビクッ
「やっやだっ」
あっ
パシッと振り払ってしまった
先生の手は宙を浮いていて
「あっ、ご、ごめん、なさい」
「いや。いい。三ツ谷が大丈夫なら」
そう言ってくれるけど、
きっと内心はそうは思っていないだろう
「体育館。行くぞ」
何で、こうもついていないんだろう?
クラスには、男子が多い。
ましてや担任も副担も最悪なことに男だ
「は、はい」
先生の後を追って、体育館へ
そして、先生の合図とともに
入った体育館で
またもや朝と同じ黄色い悲鳴